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2006年7月 3日 (月)

社長のリーダーシップが無ければソフトは完成しない

ソフトを開発する上で一番大きな失敗原因は「決定する人がいない」という場合です。第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が情報システムを統合した際に起こった、みずほフィナンシャルグループのドタバタ劇などは、現場任せで誰も決定する人がいないという単純なことがすべての問題点でした。3行の頭取が宣言した「金融機関の経営における最優先事項はITである」という言葉は、みごとに的中しITを最優先しなかった同行に大きな問題が降りかかりました。

国内のTOPクラスの開発チームさえ、決定者がいないということだけで、こうしたゲテモノシステムを開発してしまうわけですから、中小企業ではこういうことは日常茶飯事です。うちは大丈夫と思っている社長。怒られてしまうから言わないだけかもしれませんよ。

よく失敗するのが、担当者に任せて開発し社長はその報告を受けるというパターンです。担当者にすべて任せてしまって社長が本当に「報告を聞くだけ」ならこれもありなのですが、よく知らないけれど口を出す社長というのが最悪のパターンです。大企業ならともかく、中小企業は必ず社長が担当者にならないとシステムはなかなかうまく進みません。なぜなら社員だと「自分で決めてしまって良いかどうかわからない部分がある」からです。

たとえば...
1.他の社員にとっては負荷が大きくなる場合
2.ソフトの開発費やハードウエアのコストが増える場合
3.社員の誰かの都合が悪くなり、自分の立場がなくなる場合
4.自分で決めてしまって責任を取らされる可能性がある場合

中でも、4番目が一番大きい問題点です。

社長と違って社員は「責任」というものを一番恐れます。マンガみたいに「自分が全ての責任を取ります!」なーんて人は存在しません。ゆえに担当者は社長、もしくはそれに近い人。自分の責任になっても立場が危うくならず、会社から追い出されることもなく、そのことで批判されることも無い人間でないと担当はつとまりません。

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